ゲーテについてのQ&A/東京ゲーテ記念館

Q: 詩人・鈴木志郎康の『ゲーテ日記』を読みたいので入手方法を教えてください。


詩人で映像作家の鈴木志郎康氏による『ゲーテ日記』は、書籍ではなく、ビデオの映像作品です。

1990年から1994年まで毎年当館が主催した「ゲーテ・アート・プロジェクト」の第3弾として、1992年8月28日から12月19日まで「鈴木志郎康の『ゲーテ日記』」が開催されました。
書籍、鈴木氏の身辺雑貨、『日没の印象』(1975)をはじめとする16ミリ映画の上映(鈴木氏本人による上映と解説)等々のうち、「鈴木志郎康の『ゲーテ日記』」は、鈴木氏が当館を訪れ、選んだゲーテの作品を読み、その印象をビデオカメラのまえで語るという形式で制作されました。
当館では、全6時間ちかくになるこのビデオ日記を、毎回、午前11時から午後5時のあいだ、エンドレスで上映しました。6時間座り込んで観た来館者はいませんでしたが、何日かにわけて観た方はおられたようです。

2024年、当館は、リモートサービスのさらなる拡大と充実をめざす方針の一環として、本作品をYouTubeに公開することにしました。鈴木氏がのちにみずからデジタル化(オリジナルはHi8で撮られています)し、当館に寄贈されたデータ6篇が以下のURLで視聴できます。


https://www.youtube.com/@goethearchive


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