Q: ゲーテの「魔王」(Erlkönig)を日本に紹介したのは誰でしょうか?

A:

雑誌、新聞等で、「魔王」について日本で初めて書いた人物が誰であるかは、正確にはわかりません。 当館で把握しているのは、この詩が、明治38年(1905年)に発行された橋本忠夫訳『ゲエテの誌』(新潮社)に「魔王」という題名で邦訳されていることです。

「魔王」という題名は、その後の詩集や全集でもそのまま継承されています。もし橋本忠夫訳の詩集が《Erlkönig》の本邦初訳であれば、橋本忠夫が、「魔王」という訳 の命名者ということになります。


東京ゲーテ記念館