ゲーテについてのQ&A/東京ゲーテ記念館

Q: ドイツで『若きヴェルテルの悩み』の出版250周年が行われ、貴館も協力したそうですが、どんな協力ですか?


A: 『若きヴェルテルの悩み』の原典 („Die Leiden des jungen Werthers“) が1774年に出版されてから2024年で250周年にあたります。それを記念して、小説の舞台となったドイツのヴェッツラー市は、同市の市立博物館、ロッテハウス、エルサレムハウスのコレクションを総動員して、「グローバルかつ書籍にとらわれない」展示と催しを行っています。会期は、2024年9月8日から2025年1月26日までです。

内容は、市のウエブサイトをごらんください。
https://www.wetzlar.de/wertherwelten

開催に際して、周到なリサーチとヴェルテル学者らによる興味深い記事を満載したカタログ(Werther. Welten: 250 Jahre internationale Wirkung von Goethes Roman Die Leiden des jungen Werthers)も出版されました。

なお、当館は、日本における『若きヴェルテルの悩み』の受容と反響に関する詳細データと、初訳本や主要な訳本、パンフレット、ポスター、「ヴェルテル」「ウェルテル」等の名が印字されたマッチ箱等を提供しました。
ロッテハウスには、それらを展示する特設コーナーが設けられ、フェスティヴァル以後も書籍のコーナーは常設展示になるとのことです。


東京ゲーテ記念館